夢も希望もない、ただ地球があるだけ(這い上がったみんな、キングダムの成蟜編だよ)
生きていて色々あり地獄から這い上がったみんなは、どうしても成蟜が好きなのさ。こんばんは。
誰かを憎んでも 派閥を作っても
頭の上には ただ空があるだけ
みんながそう思うさ 簡単なことを言う
本質情報の前では人間の人生なんて儚い。ゴミクズのようなものだろう。
生まれが良くても苦しみを知らず政というスケールのデッカイ兄貴を持ってしまった成蟜は、まだ聞き分けのない子供だし、周りはうまく宥めて持ち上げてくる奴ばかりだし、反乱は成敗されるし、政にボコボコにされる。若干いい気味だよね。自業自得だし。
成蟜の死で涙出るとは思わないじゃん…
— きりんた (@kirintagiraffe) 2019年6月20日
…………静かに感動してしまった。政を倒すのはこの俺だと言い政に協力し派閥を纏め上げ瑠衣を助けるために出陣し敵に捕まるも最期は追ってきた敵を迎え撃つなんて、お前それはできすぎだろ。そう思いました小並感。
でも最期相打ち(?)しちゃうの、やっぱり政に比べて剣の扱いというか武術は下手くそなんだね。派閥まとめて(?)幽閉されてたらしいし。
(クソ感動したけど史実的にどうなんだろうね。)
多分空には派閥はないけど、人間は空に行くことなく派閥を作って地面の上で暮らすしかない。そうなんだろうね。政の「戦争の無い世にするために武力でもって中華を統一する」という願いだって、部不相応なのかもしれない。
人間は空では生きていけない。多分人間という生き物という種族は、存続する最後まで派閥を作り争い続けると思う。(でも、武力による戦争のない世の中くらいなら、実現可能な夢の落としどころとしていいのかもね。)
この世は大なり小なり、わかりにくい真綿のような地獄だし、みんなそれぞれの地獄にハマってウオーーーってなったりしてる。
夢かもしれない でも その夢を見てるのは
きみ一人じゃない 仲間がいるのさ
誰もがみんな地獄にハマったり、そこから巻き返したりしている。成蟜だって、蟻だって、電車で隣に座った赤の他人だってそんな気がする。
私も慕われたいな。中華を統一したいと本気で目指すつわものどもが、紀元前230年と数年前に王を中心とした一国に集まったりした奇跡に比べたら、私の生活だって論文だって就職だって、蟻みたいなものではないのだろうか。
成蟜だって覇を成せず死んだ。私も百年後には、何も成せずに塵芥として生きて、きっと、何事も遺さず死んでるのだろう。